「農地有効利用支援整備事業」について

【平成21年6月24日ラジオ放送】

担当者:福島県土地改良事業団体連合会 総務企画部 企画指導課 課長 谷 孝樹
司会者:RFCアナウンサー

司会者

農家の皆さん、おはようございます。
今朝の土地連だよりは、「農地有効利用支援事業について」お話しをうかがいたいと思います。お話しは水土里(みどり)ネット福島 総務企画部企画指導課長 谷 孝樹さんにお伺いします。

担当者

おはようございます。よろしくお願いします。

司会者

本日のテーマであります「農地有効利用支援事業」について簡単にご説明くださいますか。

担当者

簡単に申しますと今まで事業費が小さく、国県の補助事業が出来なかった施設の整備を簡単な手続きで行える事業です。この事業は、基本的に国の補助率50パーセントで、事業期間は平成21年度から平成23年度の3ヶ年の事業です。

司会者

事業の内容を詳しく話していただけますか。

担当者

はい。この事業では、農地や農業水利施設の簡易な整備、施設管理の省力化を図るための簡易な整備が行えます。
例えば、水路の新設・改修、ゲートの設置改修、暗渠排水・客土、区画整理、土壌改良、鳥獣進入防止施設(電気牧柵等)、農業集落道(急傾斜地のコンクリート舗装など)が、実施できます。
まとめますと、営農の範疇に属さない土地改良事業は、ほとんど対応可能です。

司会者

わかりました。この事業は、幅広い内容で行えるわけですね。ところで、事業の規模の制約等はありますか。

担当者

はい。この事業は1箇所当たりの工事費が200万円未満で、年度内で施行可能であることが条件となります。ただし、設計費・用地買収費などは、200万円の外枠として計上することが可能となります。設計費などについても、国の補助対象となります。
例えば工事費が200万円 設計費が20万の円場合、あわせて事業費が220万円となりますがこのうちの50パーセント110万円が、国の補助対象となります。先ほど、1地区としては、200万円と申しあげましたが、数カ所を組み合わせて実施することも可能です。また、暗渠排水や地下かんがい施設については、工事費が1,000万円未満まで実施することが可能です。それから、直営施行をすることも可能です。この場合は、工事費の50パーセントまで人件費を計上することが可能です。一般に公共工事の場合は、入札により請負業者の決定、工事の金額を決めますが、この事業は、簡易な工事ですので数社の見積もりによる工事も可能です。

司会者

事業の実施主体はどこになりますか。

担当者

基本的には、市町村、土地改良区になります。また、JA、水利組合等も可能です。水利組合の場合は、既存の施設を管理していることが条件となります。

司会者

事業を実施するための用件は、どういったものになりますか。

担当者

以下の3件になります。
(1)地域の営農体系が変更されること、(2)施設管理の省力化、(3)施設の老朽化により営農が継続できないこと、
このうち、どれか1件が該当すれば、事業を実施することができます。

司会者

他に条件はありますか。

担当者

はい。各項目ごとに目標および現状の確認を行う必要があります。
一つ目の条件、「地域の営農体系が変更されること」の場合は、工事を施工することにより転作面積を増やす、農業機械を共同利用する、耕地の利用率を上げるなどの目標を設定する必要があります。
二つ目の条件、「施設管理の省力化」の場合は、工事を施工することにより担い手への農用地利用集積率を向上させる目標を設定する必要があります。
三つ目の条件、「施設の老朽化により営農が継続できないこと」の場合は、工事をを施工しないと、現在の農地が耕作放棄地になりかねないという認定を受ける必要があります。

司会者

事業を実施したい場合はどうすればよろしいですか。

担当者

まず、今までお話をさせていた用件に当てはまりそうな箇所を、市町村、土地改良区の担当の方が見つけていただく必要があります。また、この事業は、国・県を通さないで補助金が交付される事業で、水土里ネット福島が事務を行います。
したがいまして、水土里ネット福島へ事業の申請をしていただきます。申請の際は、所定の様式へ整備計画を記載していただきます。整備計画には、先ほど申し上げた事業の要件、工事内容、工事費などを記載して、また現状の写真をつけていただくぐらいの簡単な様式になっていますので、ぜひ申請をお願いしたいと思います。今年度は10月一杯申請を受付ます。

司会者

ところで、この事業は国の経済対策にも位置づけられていると伺いましたが。

担当者

はい、そうです。経済対策のうち「経済対策臨時交付金」の適用を受けることができますので、地方負担分を交付金によって充当することも可能です。

司会者

最後に農家の皆様へお願いしたいことはありますか。

担当者

先ほどからお話してますように、簡単な手続きで行える事業ですので、最寄の市町村および土地改良区の担当の方へ、要望をお願いしたいと思います。

司会者

今朝は、ありがとうございました。
今朝の土地連だよりは、「農地有効利用支援事業」について、お話しを伺いました。