「農地・水・環境保全向上対策事業」について

杉目地域資源保全会

【平成22年2月24日ラジオ放送】

担当者:杉目地域資源保全会 代表 水戸 好美
副代表 目黒 清明
司会者:RFCアナウンサー

司会者

農家の皆さん、おはようございます。
今朝の「農家の皆さんへ」は、土地連だよりとして「農地・水・環境保全向上対策」に取り組んでおられる新地町の杉目地域資源保全会をご紹介します。
お話は、保全会代表の水戸好美さんと副代表の目黒清明さんにお願いします。
水戸さん、目黒さん、おはようございます。

担当者

おはようございます。

司会者

農地・水・環境保全向上対策については、以前この番組で何度か放送させていただきましたが、地域の農地や水路・ため池などの農業施設を地域ぐるみで守る活動や農村の環境を向上させるため、様々な環境活動を行うことでしたが、水戸さん杉目地域資源保全会では、どのような活動を行っているのですか?

担当者

はい、先ず活動内容を紹介する前に、杉目地域の場所の紹介をさせていただきますが、杉目集落は新地町の西部に位置し、鹿狼山のふもとに広がる地域で山頂からの眺めは太平洋が一望できる絶景で、正月元旦のご来光の名スポットでもあり年間を通じ多くの登山者が訪れています。
また、地区にはこの鹿狼山からの伏流水が多く、名所に湧水があります。そしてこの綺麗な水を利用しての、安全で美味しい米作りや浜通りの温暖な気候を利用して、多彩な野菜・果樹等が作られている所です。
それで、農地水の活動ですが、県内他の組織と同様に、水路の土砂上げや草刈などは勿論ですが、私どもの地域は、ため池が多くあり、ため池の草刈や補修なども積極的に行っています。

司会者

それでは、目黒さん環境面では、どのようなことを行っているのですか?

担当者

はい、農村環境向上活動では、大きく分けて3つの活動に取り組んでいます。先ず一つ目は地域の綺麗な水を守るため、地域の子ども達といっしょに水質試験を行っています。 二つ目に、この綺麗な水に生息する生き物調査も毎年行っています。生き物調査では、私たち大人も長い間、田んぼを作ることばかりに気を取られていましたが、改めて子ども達といっしょに泥んこになり小川に入ってみると、いろんな生き物が確認され、杉目の自然環境の豊かさにあらためて驚いた次第です。また、何十年も前の子供の頃を思い出したり、楽しい時間を過ごすことが出来ます。
三つ目は、景観形成活動にも取り組んでおり、子供から老人会まで集落をあげて、道路などへ四季折々の花を植えています。この植栽活動についても、鹿狼山を訪れる集落以外の人たちにも大変喜んで頂いています。また、不思議なことに、道路をきれいにすると車からのゴミのポイ捨てなども減り、取り組んで大変良かったと思っています。
また、直接的な環境活動ではありませんが、営農活動の面で、化学合成肥料や化学合成農薬を大幅に減らした水稲栽培に集落を上げて取り組んでおり、「水質汚濁の低減」や「安全安心な米作り」にも力を入れています。

司会者

そうですか、私も毎日、お米をいただく消費者の1人として、安全安心なお米作りに努力されて頂く事は大変嬉しいですね。
それから水戸さん、杉目地域資源保全会では、本年度、この活動に対し、何か賞を受けられたとお聞きしましたが?

担当者

はい、この農地水対策を総括する福島県地域協議会より、農地・水向上活動部門の優秀組織賞をちょうだい致しました。組織としては、決して県内で活動している他の組織と特別違う活動を行っている意識は無いんですが、本対策では、将来の地域の活動構想を計画する事となっていまして、杉目では県内の活動組織の中で最も先駆けて、将来計画である「体制整備構想」を作成しました。作成に当たっては、集落全体でワークショップを実施し幅広い住民の意見を取り入れ作成したわけですが、最初はワークショップと言っても、何をどうすればよいか解らなくて、新地町役場や相双農林事務所のご協力を得まして、現場の散策や話し合いを行ってきました。初めのうちは、参加者も戸惑っていましたが、回を進めるうちに、いろいろな意見が積極的に出され、小学1年生から80代のおじいちゃん・おばあちゃんまで多くの住民の多彩な意見取り入れた将来の青写真を作ることができました。
そんなこともあり、今回の受賞につながったのかと考えています。

司会者

そうですか、優秀組織賞とのことで、杉目集落の1人1人の協力が認められたものですね。
改めて、おめでとう御座います。最後になりますがお二人に、今後の活動について、どのような活動を行っていくか、又、抱負など有りましたらお聞かせ下さい。
水戸さん、いかがですか?

担当者

はい、先ほどお話したように、杉目集落としてみんなで作った体制整備構想と言う青写真が出来ましたので、それに向かって、また、頂いた優秀賞に恥じないように、集落一丸となって活動を進めて行きたいと思います。

司会者

次に、目黒さんはいかがですか?

担当者

はい、私が生まれ育った杉目は、自然環境も住民の人情も、素晴らしく物も心もかけがいのない地域の宝です。この宝を孫子の代まで受け継ぎ、楽しく暮らせる、ふるさと創りに取り組んで行きたいと考えております。

司会者

ありがとうございました。
今朝の「農家の皆さんへ」は、農地・水・環境保全向上対策に取り組む、新地町、杉目地域資源保全会の水戸好美さんと目黒清明さんにお話を伺いました。