「21世紀土地改良区創造運動」

【平成19年10月25日ラジオ放送】

担当者:福島県土地改良事業団体連合会 総務企画部 企画指導課 課長補佐 二瓶 真一
司会者:RFCアナウンサー

司会者

農家の皆さん、おはようございます。
今朝の土地連だよりは、「21世紀土地改良区創造運動」について、水土里ネット福島 企画指導課 二瓶真一さんにお話をお伺いします。
二瓶さん、おはようございます。

担当者

おはようございます。

司会者

今朝のお話は「21世紀土地改良区創造運動」についてですが、運動の内容について簡単にご説明してください。

担当者

はい、はじめに、土地改良区は、人間の生存基盤ともいえる「農地」や「水」、「土地改良施設」をはじめとする、かけがえのない地域資源を守り、育ててきました。
このような役割は、農家の人たちはよく分かっていると思いますが、農家ではない人たちには、分からない人たちが多いようです。
地域でともに生活する人たちがどんな考えを持っているのか、もっと耳をかたむけて欲しいとの思いから、土地改良区が果たしてきた役割、機能を改めて見直すとともに、多面的な機能の確保など、国民の皆様が期待する新たな役割について、どのように土地改良区が取り組んでいくか、地域の人たちとみんなで考えることを提案する運動です。
また、土地改良区自らが、その活動状況に応じた目標を設定し、それぞれの立場で21世紀の始まりに合わせ、この運動を契機に土地改良区の将来について考えていただく運動です。

司会者

具体的に「21世紀土地改良区創造運動」は、どのようなことを取り上げて、どのような運動をしているんですか。

担当者

活動の内容としましては、総合学習の一部として、小学生を対象に出前授業を行い、土地改良区と土地改良施設の役割や歴史を学んでいただき、地域と水の関わりについて学習していただいています。
また、用水路等の水質調査では、汚れた水と、きれいな水の違いを体験していただき、「きれいな水を守」にはどうしたらよいのかを学んでいただいています。
それから、地域住民の皆様へ参加を呼びかけ、水路敷地へ草花を植裁したり、清掃活動を行う等の運動を行っています。

司会者

水質調査を体験することにより、子供達が水の大切さを学んでくれることは
将来にとって良いことですし、農家の皆さん以外に地域の方々が参加した植裁運動や清掃活動は地域の環境を良くしますので、大変良いことですね。

担当者

そうですね。実際に草花を植裁した後は、不思議と空き缶などのポイ捨てが無くなり、水の汚染も少なくなったとの報告を受けています。

司会者

相乗効果もあり、この活動が実を結んだと言うことですね。
その他に活動なさっていることはあるんですか。

担当者

土地連主催の「ウォーキング」を開催しています。
地域住民の皆様に余暇を利用したウォーキングを通して、農業用水や、利水施設の維持管理の大切さ・大変さ等について、認識を深めていただく「きっかけ」を提供し、土地改良区の役割・活動や農業農村の多面的機能等を知っていただくことを目的として実施しています。
今回は、浜通で実施します。「童謡のふる里」で知られている広野町で開催し、広野町土地改良区の施設を探訪していただきます。
普段見たことのない場所を訪れるのも楽しいかと思います。
また、参加者全員に記念品が配られ、抽選会も予定されています。
更に、土地改良区のご厚意で、ゴール後は参加された全員に豚汁を準備している、とのことです。皆様方の参加をお待ちしております。

司会者

楽しそうですね。ところで何時開催されるのですか。

担当者

11月10日(土曜日)です。午前9時から受付開始となっています。
集合場所は西の沢ため池前です。
詳しくは土地連のホームページに乗っていますのでご覧下さい。

司会者

興味のある方は是非、参加してみては如何ですか。
ところで、ウォーキングは、その1回だけなんですか。

担当者

実は既に終わってしまいましたが、10月14日(日曜日)に会津北部土地改良区が「水土里ウォーキングきたかた」、10月21日(日曜日)には会津大川土地改良区があいづみさとまち「郷の道ウォーク」をそれそれ実施しました。
私は両方に参加してきましたが、どちらも参加賞や抽選会で景品を配ったり、ゴール後には主催者側から芋汁のサービスまであったんです。
楽しい1日でした。

司会者

楽しい休日を過ごされているんですね。
私も含めて、一般の方々は土地改良区のことをあまり知らないと思いますが、地域農業の歴史や文化については、とても興味を持っているんですよ。
地域で生活する人たちと、いろいろな機会を通して土地改良区のことを話すことは大事だなと思いました。
土地改良区の果たしている役割などについて、いろんな形で広めていることが解りました。これからも頑張ってください。
今朝は、水土里ネット福島 二瓶真一さんにお話を伺いました。
ありがとうございました。

担当者

ありがとうございました。