平成21年新年あいさつ
【平成21年1月3日ラジオ放送】
福島県土地改良事業団体連合会 専務理事 渡部 敏則
司会者:RFCアナウンサー
農家の皆様、新年あけましておめでとうございます。
私は、福島県土地改良事業団体連合会、愛称を「水土里ネット福島」といいますが、専務理事、渡部敏則です。
皆様におかれましては、ご壮健で輝かしい新年を迎えられたことと、心からお喜びを申し上げます。
また、日頃より本会の業務推進には格別のご理解とご協力を頂いており、厚く御礼を申し上げます。
さて、皆様とともに歩んで参りました福島県土地連は、昭和33年に設立されましたが、昨年7月に、関係者多数の出席をいただき、設立50周年の記念式典を開催することが出来ました。
設立以来今日まで、土地連は県内各地のほ場整備や農業に必要な水利施設の整備、さらには農業集落排水事業など各種の事業を通して、福島県の農業農村の発展に貢献できたものと思っております。これもひとえに半世紀に及ぶ皆様のご支援とご協力の賜と、心より感謝を申し上げます。
ところで、近年、農村の過疎化や高齢化などの理由から、耕作放棄地の増加が問題となっております。
しかしながら、食糧の需給バランスを安定させ、食糧の安定供給を図るためには、優良農地を確保するとともに、耕作放棄地の発生を解消することが大きな課題になっております。
現在福島県では、耕作放棄地の解消に向けた取組みを推進しておりますが、土地連でも半世紀に及ぶ土地改良事業の実績を踏まえ、耕作放棄地の再生利用の取組みに一緒に取組むこととしております。
また、農地や農業用水などの大切な資源と農村環境を守るために、地域の皆さんが共同で取組んでいる「農地・水・環境保全向上対策」につきましても、地域の共同活動への支援や環境に優しい営農を推進するための水質モニタリング調査など、学校教育とも連携しながらともに様々な活動を進めております。
私たちは、福島県の農業・農村の発展のため、さまざまな事業に取り組んでまいりますので、今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
結びに、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。