「国営造成施設管理体制整備促進事業」の取り組みについて
【平成24年9月26日ラジオ放送】
担当者:阿武隈川上流土地改良区 事務局長 宮田 洋
司会者:RFCアナウンサー
司会者
農家の皆さん、おはようございます。
今朝の土地連だよりは、阿武隈川上流地区の国営造成施設管理体制整備促進事業の取組についてご紹介いたします。
お話は、阿武隈川上流土地改良区事務局長 宮田 洋さんに、お伺いいたします。
宮田さんおはようございます。
担当者
おはようございます。
司会者
はじめに、国営造成施設管理体制整備促進事業の内容等についてお聞かせくださいますか。
担当者
はい。それでは、私たちの活動している阿武隈川上流地区管理体制整備推進協議会について説明したいと思います。
この協議会には、東北農政局、県、関係市町村、県土連、地域住民代表、そして4つの土地改良区が参加をしています。
白河市を中心とする西郷村、泉崎村、中島村、石川町の阿武隈川流域に受益地を持つ1市、1町、3村で構成されており、阿武隈川の最上流部にある西郷ダムを起点とし、下流の頭首工、堰、用水路等の農業用施設があり、これらの施設は東北農政局、県、関係市町村の支援を得て、土地改良区がそれぞれ管理を行っています。
協議会は平成12年度より組織されPR活動、地域住民との連携、小学生を対象に施設見学等を行っています。
司会者
協議会の活動内容を紹介していただけますか。
担当者
はい。まず、PR活動内容としては私たちが管理している農業用施設、施設の多面的機能を紹介したパンフレットを地域住民に配布し、農業用施設は単に水田に水を供給しているだけではなく、親水公園のような地域住民が親しめる空間、大雨のときには水路、水田は雨水を蓄えて洪水を防いだり、被害を軽減するはたらきがあります。また、生態系を保全するはたらきや、地域住民に密着したはたらきとしては生活排水を流したり、防火用水として使われたりしています。これらを農家、非農家を問わず理解してもらう為に活動しています。
司会者
地域住民との関わりについて、もう少しお話ください。
担当者
はい。地域住民との連携については堰、用水路等の清掃、草刈等の作業を地域住民と一緒に行ったりしています。また、西郷ダムを初めとし小学生など、施設の見学会を行い交流を深め、施設の重要性を認識してもらい将来にわたり施設を維持していく必要性を説明しています。
司会者
ところで、そういった活動の一環として市町村で行う農業関係のイベントに参加していたりはするのでしょうか。
担当者
はい。今年で3回目の参加になる白河市イベント「食と職の祭典」についてお話したいと思います。毎年10月頃に白河市のイベントとして、食べる食と職業の職をテーマにし行っています。昨年からは白河駅前にイベント広場が整備されました。
白河ラーメンはご存じの方も多いかと思いますが、このイベントは白河ラーメン祭りから発展したものだということです。現在は白河地方にかかわる食べものや伝統のある仕事である職に関連したものなどが参加、出店し食べ物を販売したり、また、来場者が一緒に参加し楽しんだりと県内外からも含め約2万人の来場者があります。
このイベントでブースを借りて私たちはパンフレットなどを配ったり、パネルの展示で施設の紹介をしたり、施設の多面的機能を説明したり、また、アンケートをお願いしてPR活動を行っています。
司会者
今年の開催はいつになりますか。
担当者
はい。今年は10月27日、28日の土曜、日曜日に白河駅前イベント広場で行われますので是非ご来場ください。
司会者
農業水利施設の重要性や土地改良区の役割について、いろいろな工夫をして取り組んでいることが、よくわかりました。
最後に、これからの活動についてお話をいただけますか。
担当者
はい。私たちはこのような活動を行い地域住民と連携し、農業用施設の重要性を多くの人達に理解してもらい、より良い施設管理の在り方を探りながら、農家の皆さんへ、できる限りの協力をこれからも続けていきたいと思っています。
司会者
今朝の土地連だよりは、国営造成施設管理体制整備促進事業の取り組みについて、阿武隈川上流土地改良区事務局長 宮田さんにお話を伺いました。
宮田さんありがとうございました。
担当者
ありがとうございました。