平成19年度農業水利施設機能診断及び補修技術研修会を開催しました
平成19年10月26日に本会主催のもと「平成19年度農業水利施設機能診断及び補修技術研修会」を開催しました。
本県には、ダム・ため池や頭首工、用排水機場などの施設が約6,600ヵ所あるほか、受益面積100ヘクタール以上の基幹的な用排水路も約1,000キロメートルに及ぶなど、膨大な農業水利施設が存在しております。
これらの施設には造成から相当な年数を経たものも多く、これから順次更新時期を迎えるため、施設の長寿命化などにより施設の有効利用を図ることが不可欠となっています。
これらの課題に対応していくために福島県農林水産部農業水利グループ内に「福島県農業水利施設管理検討会」が設置され、施設の実態を把握し、点検・診断を踏まえた施設の更新計画を策定するなど、適正な保全管理を行うこととしております。
本会においても福島県のご指導のもと、多面的機能を有する農業水利施設の維持・保全活動に積極的に取り組んで参ります。
本会大会議室において研修会を実施

参加者 107名
研修項目
- 機能診断
コンクリートの中性化深度測定と劣化状況判定など - 補修補強工法
ポリマーセメントモルタルを使用した補修補強工法 - 開水路改修工法
繊維強化プラスチック製品の水路内固定による補修・改修 - 管路補強
管継手と漏水対策、管内面補修・強化
研修項目の(3)開水路改修工法は実際に現場で見学できます。
本会前駐車場において実演及び製品の展示

パネル展示