「水土里の路ウォーキング」の開催

平成15年11月15日(土曜日)、21世紀土地改良区創造運動の一環として、(主催:水土里ネット福島、共催:水土里ネット猪苗代・水土里ネッ ト湊、後援:福島県)「水土里の路ウォーキング」が、会津若松市、猪苗代町の「磐梯山・猪苗代湖に抱かれ歴史と文化が息づく水土里の路」約10キロメート ルのコースで、69名の参加により開催されました。
このウォーキングは、余暇を利用したウォーキング体験を通して、農業用水やその水利施設の維持管理の大切さ等について認識を深めるとともに、水土里ネッ トの活動や農業農村整備事業に対する一般地域住民の理解を深めていただくために歴史的な旧跡を含めたコースを設定し開催されたものです。
当日は、天候にも恵まれ、初冬の青空に白鳥が隊列を組んで飛んでいく中、会津レクリエーション公園で、開会式が行われ、水土里ネット福島 高橋 豊吉専 務理事が挨拶の中で開催趣旨を話し、参加者に改めて水土里ネットの役割、重要性等をウォーキングを通して感じていただきたいと挨拶されました。
ウォーキングは、午前10時にスタートし、有栖川宮親王が別邸として利用した「天鏡閣」を眺めながら、猪苗代湖が一望できる「紅葉山展望台」を巡り、平 成9年度に県営ほ場整備事業を完了し、コスト縮減を図っている「戸ノ口地区」、歴史的土地改良施設である「十六橋水門」を午前中に通過しました。昼食は、 会津レクリエーション公園でとり、午後は、戊辰戦争白虎隊激戦地となった「戸ノ口原古戦場跡」、天然記念物高層湿原である「赤井谷地沼野植物群落」とその 環境配慮対策を実施した県営ほ場整備事業「赤井地区」を見学し、最後に、現在の猪苗代湖の水位調整を行っている「小石ケ浜取水口」を眺めながら、会津レク リエーション公園に午後1時30分に無事ゴールすることができました。
参加者の皆さんは、それぞれのペースで歩き、澄み切った青空の下での磐梯山、猪苗代湖を堪能すると共に普段、見落としがちな地域に根ざす土地改良施設や農業農村整備事業に、歩く中でゆっくり、じっくりと触れる1日となりました。