請戸川土地改良区の紹介について

【令和7年12月24日】
担当者:請戸川土地改良区 業務課課長 堀内博明
司会者:rfcアナウンサー

司会者おはようございます。「農家の皆さんへ」の時間です。
今朝は、土地連だよりをお送りしましょう。お話は、戸川土地改良区業務課の 末永 健人(けんと) さんです。末永さん、おはようございます。

担当者おはようございます。本日はよろしくお願いします。

司会者今朝のお話は、請戸川土地改良区についてご紹介いたします。
初めに、請戸川土地改良区について、ご説明をお願いします。

担当者はい、請戸川土地改良区は福島県の東部、通称浜通り地方の中央部に位置し、南相馬市小高区、双葉郡浪江町、双葉町の1市2町にまたがる3,000haの水田へ農業用水を届けており、設立は平成9年10月に4つの土地改良区が合併し請戸川土地改良区となりました。

司会者平成9年に合併とのお話でしたが経緯をお聞かせ頂けますか。

担当者合併以前は旧小高町、浪江町、双葉町の3町に、それぞれの土地改良区がありました。さらに3町を区域とする請戸川土地改良区があり、それぞれの区域が重複していることから、土地改良施設管理の一元化による効率化、運営経費の節減など組合員へのサービスの向上を図るため合併し現在に至ります。

司会者管理している施設を教えて頂けますか。

担当者農地へ農業用水を届ける施設で、大柿ダムを軸に各河川に頭首工8箇所、山間部を流れるパイプラインや平地を流れる用水路約86㎞を管理しております。

司会者管理のなかでご苦労なされる所などはございますか。

担当者ごみ問題が課題です。家庭用ごみ、刈り取った草、枝などが流れ着き、それらが原因で水路が詰まり水があふれ、民家の庭先を流失したり、下流への用水がストップする事で施設の故障の原因にもなる事から、監視・パトロールが重要です。毎年、土地改良区発行の広報誌の中でもお願いはしておりますが改善されず残念です。水路にごみを捨てれば、ごみは下流に流れますよね、きれいな水をよごしても、捨てた人は知らないふり。自分の周りがきれいであればそれで良いのではなく、地域全体がきれいになるよう一人一人が考えて行動してほしいです。

司会者土地改良施設の用水路は、農地周辺だけではなく市街地もながれており、時には地域用水としても利用されておりますから、我々にも身近な施設であります。一人一人の心がけが必要ですよね。

担当者はい。

司会者話は変わりますが、健人さんは土地改良区に勤めて何年になられますか。

担当者はい、土地改良区へは令和6年に採用となり、まだ、1年と8カ月しか経過しておらず日々勉強中です。現在は、地域の営農再開に向け、ほ場整備事業を担当しております。地震と福島第一原子力発電所の事故から14年と9カ月が経過しましたが、現在も復興に向け一歩一歩前へ進んでいる段階です冒頭でもお話をしましたが、請戸川土地改良区は南相馬市小高区、浪江町、双葉町を受益地とした土地改良区で、震災当時、福島第一原子力発電所より20㎞圏内は立入制限があり、被災した土地改良施設も放置状態でしたが、発災から2年後に国による直轄災害復旧事業が着手され、避難指示が解除された地域から順次、施設を復旧。12年の歳月をかけ令和5年に完了しました。津波や福島第一原子力発電所の事故により荒廃した農地については、ほ場整備事業により大区画化され、担い手による営農がおこなわれております。作付けされたお米は全袋検査を行い安全が確認されており販売も実施しております。地元で生産されたお米が食べられる。あたりまえの事ですが、この地域では数年まえまではそれが出来ない状況でした。一部の地域においては今だ帰還困難区域や帰還に向けての除染作業が実施されており、元通りになるにはまだ、時間はかかるかもしれませんが、営農が再開される地域に用水を届けるよう関係機関と協力しながらこれからも務めてまいります。

司会者復興に向け日々ご尽力されておりますね。これからも頑張ってください。今朝のお話は、請戸川土地改良区 業務課の末永健人(けんと)さんでした。ありがとうございました。

担当者ありがとうございました。