令和3年新年あいさつ

【令和3年1月3日ラジオ放送】

福島県土地改良事業団体連合会 会長 車田 次夫

農家の皆様、令和3年の新春を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

私は、福島県土地改良事業団体連合会 会長の車田次夫でございます。

皆様におかれましては、ご壮健で良き新年を迎えられたことと、心からお慶びを申し上げます。

また、日頃より本会の業務推進に格別のご理解とご協力を頂いておりますことに、厚く御礼を申し上げます。

さて、昨年3月に「食料・農業・農村基本計画」が閣議決定されました。この基本計画は、食料・農業・農村基本法に基づき、おおむね5年ごとに見直されており、今後10年間の農政の指針となるものです。

この基本計画の施策の主な内容としては、東日本大震災からの復旧・復興と大規模自然災害への対応をはじめ、農業の持続的な発展など大きく7つの項目が掲げられております。

農業従事者の減少や、農業水利施設等の老朽化が進行する中、ため池等の耐震化や洪水被害防止対策などの農村地域の防災・減災対策の推進を図りながら、将来にわたって、農業水利施設を適正に管理していくことは、私たち土地改良関係者に課せられた大きな使命でもあります。

このため、国が策定した基本計画の実現に向けて、引き続き、関係機関・団体と連携を密にしながら、生産基盤の強化と多面的機能の発揮を図っていきたいと考えております。

また、土地改良区は農村環境の保全を始め、地域で取り組む様々な活動に関わるなど、その存在意義は大きなものがあります。

本会といたしましても、土地改良区が果たすべき役割が確保されるよう、会員の皆様と一緒になって本県農業農村整備事業等に積極的に取り組んで参ります。

結びに、皆様にとって新しい年が幸多い年となりますようお祈り申しあげまして新年のご挨拶といたします。