福島県土地連県南支部の紹介について

【令和3年9月23日ラジオ放送】

担当者:福島県土地改良事業団体連合会 県南支部 嘱託 塩田有子
司会者:RFCアナウンサー

司会者

おはようございます。「農家の皆さんへ」の時間です。
今朝は、「土地連だより」をお送りしましょう。
お話は、福島県土地改良事業団体連合会 県南支部 塩田 有子さんです。
今朝は、「福島県土地連の県南支部」について、お話を伺います。
塩田さん、おはようございます。

担当者

おはようございます。 よろしくお願い致します。

司会者まず、はじめに、福島県土地改良事業団体連合会の県南支部をご紹介いただけますか。

担当者

はい。当連合会は、国や県、会員が行う農業農村整備事業への技術的な支援や協力連携を通じて、稲作をはじめとした食料の確保や農業・農村を守り育むとともに、住みやすい地域づくりに努めています。それらを達成するため、農業農村整備事業を行う市町村、土地改良区が、事業を適切かつ効率的に実施することと合わせて、その協同組織の利益増進を図ることを目的に、福島県の7つの生活圏にそれぞれ支部を設けており、県南支部は、その7つある支部の一つになります。

司会者

そうですか。県南支部は、どこに事務所があるのでしょうか。

担当者

県南支部は、白河市の白河駅近くの県南会津町ビルの2階にあり、白河市立図書館や白河文化交流館が隣接しています。会員は、9市町村、14土地改良区、1農業協同組合と合わせて24の市町村、土地改良区、農協が所属しています。
また、県南支部管内の「ほ場整備率」は、令和元年度末現在で県内整備率の平均と並び、74.2%と面積にして8,166haが完了しており、営農環境が整備された地域になります。
農業では、阿武隈川や久慈川沿いに拓かれた平坦部の水田における稲作を中心に、トマト、キュウリ、ブロッコリーなどの野菜のほか、果樹や畜産の取り組みが盛んで、高速交通体系を活かして首都圏を中心に全国各地に出荷されています。

司会者

そうですか。多くの市町村、土地改良区等が所属され、営農環境も整っているのですね。
それでは、県南支部として、所属する会員と具体的に、どのような関わりを持たれているのでしょうか。

担当者

はい。県南支部は、水と土と里といった豊かな自然環境、美しい景観を守りながら、自然との共生を図り営まれている農業を支援するため、水田や畑の整備、農業用水路の整備、農村の環境整備といった土地改良事業を行う会員が円滑に事業を推進できるよう、県南農林事務所関係部署との連携をとりながら、事業実施に必要な情報の提供や、管内で事業に取り組む市町村、土地改良区が情報交換を行える機会を設けるなどの取り組みを行っています。

司会者

そうですか。それでは取り組み内容について具体的にお願いします。

担当者はい、毎年行っている主な事業としては、8月に、土地改良区関係職員研修会を実施しており、県南農林事務所をはじめ関係機関の方々から、管内の農業農村整備事業の実施状況や土地改良施設の保全方法、また、新たに創設された各種事業の説明をいただいたり、最近では、土地改良法の改正に関する内容や事業実施に必要な手続きなどの研修を行っています。
また、10月頃には、会員の円滑な事業推進を図るため先進的な事業を実施している県内外の土地改良区や農事法人組合への視察研修を実施しています。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、会員が一同に介して行う研修会や総会が実施できない状況となりました。
令和3年度は、管内における情報の停滞を懸念する声もあって、6月に土地改良区事務局長連絡協議会の総会を開催し情報交換を行いました。 今後、各種研修会などを行う予定ですが、感染拡大の状況によっては、中止や見直しをする場合もあり、新型コロナウイルスが、一日も早く終息することを切に願っております。

司会者そうですね。一日も早く、新型コロナウイルス感染拡大が終息し、これまで同様に研修会などが開催されると良いですね。 最後になりますが、
県南支部からご連絡する内容があればお聞かせ下さい。

担当者白河市では、例年であれば、10月末に食事の「食」と職業の「職」を幅広く知ってもらうため、白河の職人が作る「食べ物と物づくり」、産業品を集めたイベント「食と職の市」を実施しております。
土地改良区では、土地改良区とは何を行っている仕事か、土地改良施設の必要性とは何かの理解促進を図ることを目的にパネル展示を行い、一般の方への認知度アンケート調査では、協力を下さった方に御礼としてお米3合を配布するなどイベントに出展していますので、再会実施の折りには、是非足を運んでいただければと思います。

司会者ありがとうございました。
今朝は、福島県土地連の県南支部について、福島県土地改良事業団体連合会 県南支部 塩田 有子さんにお話しを伺いました。