福島県土地連県中支部の紹介について

【令和3年11月24日ラジオ放送】

担当者:福島県土地改良事業団体連合会 県中支部 嘱託 新田能子
司会者:RFCアナウンサー

司会者

おはようございます。「農家の皆さんへ」の時間です。
今朝は、「土地連だより」をお送りしましょう。
お話は、福島県土地改良事業団体連合会 県中支部 新田さんに「福島県土地連の県中支部」について、お話を伺います。
新田さん、おはようございます。

担当者

おはようございます。 土地連県中支部の新田です。
よろしくお願いします。

司会者まず、はじめに、福島県土地連の県中支部をご紹介いただけますか。

担当者

はい。当連合会は、県内の生活圏、県北・県中・県南・会津・南会津・相双・いわきと7箇所に支部を配置しております。県中支部もその一つとなります。
当連合会の本部は、福島市南中央の西道路に面した「福島県土地改良会館」にありますが、県中支部は、郡山市の安積疏水土地改良区の敷地内にあります。
また、私のほか、本部に支部担当者として、2名がおります。
県中支部の会員としては、12市町村と16の土地改良区、2つの農業協同組合と、合わせて30の団体が所属しており、会員の代表者の中から支部長、副支部長を選任しております。
現在支部長には、母畑地区土地改良区の理事長、副支部長には、安積疏水土地改良区の理事長が就任しております。

司会者

そうですか。 多くの会員が所属されているのですね。
では、県中支部はどのような目的であるのでしょうか。

担当者

はい、当連合会は「農業生産の基盤の整備及び開発を図ることにより、農業生産性の向上、農業総生産の増大、農業生産の選択的拡大及び農業構造の改善に資する」という、目的を達成するためにあり、支部は、これらの土地改良事業を行う会員が、事業を適切かつ効率的に実施することと合わせて、その協同組織の利益増進を図ることを目的として配置されております。
また、県中支部管内の現状は、令和元年度末現在で、管内水田の、ほ場整備率が、県内整備率の74.2%を下回る63.8%になっております。
整備面積としては、15,570haが完了している状況にあります。

司会者

そうなんですね。それでは、県中支部として、所属する会員とどのような関わりを持たれているのでしょうか。

担当者

はい、土地改良事業を行う会員が、円滑に事業が推進できるよう、福島県県中農林事務所のご指導をいただきながら、事業実施に必要な情報の提供や、管内で同事業に取り組む市町村、土地改良区等が情報交換を行える機会を設けるなどの取り組みを行っております。

司会者

では、具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか。

担当者はい、毎年行っている主な事業として、6月に管外の会員の方々とも、 交流を深める意味で、県北支部と合同で職員研修会を行い、机上の研修のほか現地研修も行っております。
また、8月頃に、市町村担当者と土地改良区の役職員を対象とした研修会を実施しております。県中農林事務所や土地連本部など、関係機関の方々から、管内の農業農村整備事業の実施状況や、土地改良施設の保全方法、更には、新たに創設された各種事業の説明などの研修を主催しております。最近では、土地改良法の改正に関する内容など、事業実施に必要な手続きなどの研修を主催しております。
そのほか、11月頃には、会員が取り組む事業を先進的に実施している県内外の土地改良区などへ、事業の効果などのお話しを伺う、先進地視察研修会も実施しております。
しかし、令和2年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、研修会は実施出来ない状況となりました。
今年度も昨年同様、新型コロナウイルス感染症の影響からすでに延期や中止となった研修もあり、早く終息することを切に願っております。

司会者早く、新型コロナウイルス感染拡大が終息し、これまで同様に研修会などが開催されると良いですね。
最後になりますが、県中支部からご連絡する内容があればお聞かせ下さい。

担当者はい、支部会員の土地改良区などで、一般の方々や、小さなお子様も参加出来る各種イベントを実施しております。
例えば、土地改良区や土地改良施設の必要性などを啓発することを目的に、施設をめぐるウォーキングなどを行っております。
また、数百年前に建設した施設などもあり、当時の歴史にもふれることができる貴重な体験ができますので、実施の際は、是非、ご参加いただきますようお願い申し上げます。

司会者ありがとうございました。
今朝は、福島県土地連の県中支部について、福島県土地改良事業団体連合会 県中支部 新田さんにお話しを伺いました。