会津東部土地改良区の紹介について
【令和7年11月27日】
担当者:会津東部土地改良区 主査 古俣 睦
司会者:rfcアナウンサー
司会者おはようございます。「農家の皆さんへ」の時間です。
今朝は、土地連だより をお送りしましょう。お話は、会津東部土地改良区 主査の 古俣 睦(こまた むつみ) さんです。
古俣さん、おはようございます。
担当者おはようございます。本日はよろしくお願いします。
司会者今朝のお話は、会津東部土地改良区についてご紹介いたします。
初めに、会津東部土地改良区について、ご説明いただけますか。
担当者はい、会津東部土地改良区は、元々農業用水の配水及び水利施設を維持管理していた「日橋堰土地改良区」、「高瀬堰土地改良区」の2組織と、基盤整備事業を主に取り組んでいた「河東町土地改良区」が平成15年に合併して設立されました。その後、平成17年には任意組織である「高畑堰水利組合」とも合併し現在の体制になっています。
司会者4つの組織が合併して今の体制になったんですね。
担当者はい、この合併により、当土地改良区には日橋堰、高瀬堰、高畑堰の3つの堰があり、全て猪苗代湖を水源としています。
その中の日橋堰と高瀬堰については阿賀野川水系の日橋川から取水していて、もう1つの高畑堰については、阿賀川水系のせせなぎ川から取水しています。
受益地は会津盆地のほぼ中心部にあり、会津若松市、湯川村、喜多方市の2市1村にまたがる約1,580haありまして、受益地内の水路等の水利施設を維持管理し農業用水を配水しています。
司会者合併によって3つの堰があるんですね。では、代表してそのうちの1つの堰の歴史についてお話いただけますか。
担当者はい、先ほど当土地改良区は、日橋堰、高瀬堰、高畑堰の3つの堰があるとお話しましたが、その中で一番歴史が古く、受益地が一番広い日橋堰を代表してご説明いたします。
日橋堰の歴史は古く、今から403年前の1622年に開削されたとされております。その後の1680年頃には非かんがい期から初冬にかけて、山林資源の豊富な裏磐梯の檜原や西吾妻方面から伐採した薪を、若松城下の藩士達の燃料として搬出するための、流木用水路として幕末まで利用されていました。
当時の生活には無くてはならない重要な役割をはたす水路でした。
司会者当時は、田んぼで使う灌漑用としてだけでなく、薪を搬出する為の運搬手段としても使用されていたんですね。
担当者はい、その当時はもちろん今のように電気なんかはありませんので、薪はそこに住む人たちにとって、無くてはならないとても重要なものでした。
その重要な運搬手段でもあった日橋堰は、その重要性から改修が進み、豊富な水量を持つ堰となりました。
司会者先人の絶え間ない努力と苦労があったからこその現在なんですね。
担当者そうですね。令和4年には日橋堰の開削400周年を迎えましたので、その時には先人の方々の功績に敬意を表し、また努力や苦労を後世に残す為に、「日橋堰開削400周年祝賀会」を開催し、記念誌も作成しています。
司会者そんな長い歴史を持つ会津東部土地改良区ですが、最近は新しい取り組みも始めているそうですね。
担当者はい、当土地改良区では、常日ごろ維持管理している水路の上に太陽光パネルを設置して、平成28年3月から売電しています。
司会者太陽光発電ですか。最近よく耳にしますが、それを土地改良区が実施しているんですね。
担当者はい、東日本大震災以降に再生可能エネルギーの導入が推進される中、土地改良区として何かできることがないか模索しまして、新たな取り組みとして国等の補助金を活用しながら太陽光発電の運用を始めました。
司会者そうなんですね。そこで発電された電力はどのように運用されるのですか。
担当者そこで発電された電力は全て東北電力へ売電され、当土地改良区管内の水利施設の維持管理経費に使用されています。
定期的にメンテナンスを実施しながら運用を続け、約9年が経ちました。これからも、組合員の為に新しい事業にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。
司会者土地改良区としての事業内容についても、新たな取り組みが増えてきているようですね。
ここで農家の皆さんへ通水管理等についてお願いがございます。どういったお願いになりますか。
担当者まず通水管理に関するお願いなんですが、特にここ数年のように7月~8月の雨不足による渇水時には、水量に関する苦情や要望が多数土地改良区へよせられます。まずは各集落の維持管理委員に相談いただき、地域での調整を心掛けてください。
また、日々の水管理に関する事ですが、田んぼの水管理でかけ流しをしてしまうと、下流の方で慢性的な水不足が生じてしまうので身勝手なゲート操作や堰止めをしないようお願いいたします。
司会者今朝のお話は、会津東部土地改良区 主査 古俣 睦 さんでした。ありがとうございました。
担当者ありがとうございました。






