「水土里を育む普及促進事業」について

【令和8年1月17日】
担当者:下郷町役場農林課  鈴木訓顕
司会者:rfcアナウンサー

司会者おはようございます。「農家の皆さんへ」の時間です。
今朝は、土地連だよりをお送りしましょう。お話は、下郷町役場農林課の鈴木訓顕さんです。鈴木さん、おはようございます。

担当者おはようございます。本日はよろしくお願いします。

司会者今朝は、「水土里を育む普及促進事業」についてお話を伺います。
この水土里を育む普及促進事業とは、どのような内容なのでしょうか。

担当者はい、この事業は、水の恩恵を受けている農家の皆さんや地域住民、さらには県産農産物を消費する方々などが、体験や交流を通じて、農業農村を取り巻く状況や課題について理解を深めることを目的としています。農村地域や農業用施設を題材とした体験学習や広報イベントの実施等を支援し、農村環境の保全や農村地域の活性化につなげる事業です。

司会者今回は、その事業を活用してイベントを実施されていたわけですね。

担当者はい。今回、水土里を育む普及促進事業を活用し、下郷町大内地区の大内宿において茅刈り体験イベントを実施しました。歴史的景観を有する大内宿で茅刈りを行うことで、地域資源である茅場の保全と活用について理解を深めていただくことを目的としました。

司会者なかなか体験できないんですね。イベントの内容について教えてください。

担当者はい。当日は、講師である地元の方々から鎌の使い方や安全に配慮した作業手順について指導を受けながら、参加者の皆さんに、茅の刈り取りから束ねるところまで基本的な工程を体験していただきました。作業後には、茅場の維持管理の現状や、茅が屋根材として使われ、景観保全に欠かせない資材であることについて説明を受けました。

司会者大内宿といえば、茅葺き屋根の景観が印象的ですね。

担当者はい。大内宿の景観は、茅葺き屋根だけではなく、その材料となる茅場の管理や茅刈りといった作業によって支えられています。しかし、近年は茅の確保や気候変動による影響、茅葺き職人の不足など地域景観の維持に関わる課題も多くあります。

司会者伝統的な景観の裏側には、さまざまな課題があるということですね。そのようなお話を聞いたうえで、参加された方の様子はいかがでしたか。

担当者はい。参加者の皆さんは初めての茅刈りだったと思いますが、自分たちが体験した作業が、景観の維持にどのようにつながっているのかを意識しながら、茅刈りという重要性を感じていただけたものと受け止めています。また、地元の方々からは、想定よりも作業が捗り、助かった、ありがたいという声もありました。

司会者今回のイベントで、今後につながる点もあったのではないでしょうか。

担当者はい。茅刈り体験と地元の方々による説明を通じて、地域景観を支える作業の実態や課題を共有する機会になったと考えています。今後も水土里を育む普及促進事業で学んだことを活かし、農業関係団体と連携を図りながら、農業用施設の重要性や農地の持つ多面的機能について広く知っていただけるよう、様々な活動を行っていきたいと思います。

司会者ありがとうございました。今朝は下郷町役場農林課の鈴木訓顕さんにお話しを伺いました。

担当者ありがとうございました。