「四時川沿岸土地改良区の紹介について」
【令和8年3月25日】
担当者:四時川沿岸土地改良区 事務局 小林 信一
司会者:rfcアナウンサー
司会者おはようございます。「農家の皆さんへ」の時間です。
今朝は、土地連だより をお送りしましょう。お話は、四時川沿岸土地改良区事務局の小林信一さんです。小林さんおはようございます。
担当者おはようございます。本日はよろしくお願いします。
司会者今朝のお話は、『四時川沿岸土地改良区』について、ご紹介いたします。
始めに、四時川沿岸土地改良区について、ご説明いただけますか。
担当者四時川沿岸土地改良区は、いわき市の南部に位置し、二級河川鮫川の支川である四時川を水源として山玉町竹棚で取水し、川部地区、錦地区、勿来地区の耕作面積183haを灌漑する延長約12キロの水路を管理する土地改良区です。土地改良区の名前にもなっております、四時川は東日本大震災の前には全国遊歩百選にも選ばれた渓谷を持つ風光明媚なところで、地元では夏には四時ダム祭り、秋には四時川祭りが行われるなど子供から大人まで身近な川として親しんでおります。今でも、鮎の遡上する川として知られており、6月の鮎の解禁日には多くの釣り人が訪れるなど、自然環境に恵まれた川です。
司会者素晴らしい環境ですね。ぜひ私も機会があれば行ってみたいです。
担当者渓谷は令和元年の東日本台風で現在閉鎖されておりますが、四時ダム祭りの会場地は四時ダム公園として整備されており、また、通年で営業している観光ヤナもあり、鮎の塩焼きや鮎の釜めしを食することが出来ますのでぜひおいでください。
司会者土地改良区の歴史についてお聞かせいただけますか。
担当者四時堰は寛永10年(1633年)に当地を支配していた窪田藩藩主の命により前江栗村、後江栗村、大島村、米ノ倉村の用水として開発が始まり、後に中田村も灌漑することになり、五か村堰と称されました。その後、昭和24年の土地改良法の制定に伴い耕地面積475haの四時川沿岸土地改良区として発足しております。耕地面積は現在の2.6倍になります。平成2年には取水部の川部土地改良区を統合し現在に至っております。過去には工業用水にも利用されておりましたが、現在は上水道と農業用水に利用されております。耕作面積は勿来地区の企業誘致等で耕作面積が半減し、近年は耕作者の高齢化や後継者問題等から耕作放棄や太陽光発電への土地提供などにより耕地面積の減少があり、今後はいかに農地を維持確保していくかが大きな課題となっております。司会者いわき市は海が近い浜通りですが、2011年に発生した、東日本大震災の影響は無かったのですか。
担当者東日本大震災の時は、錦・関田地区が被害を受けました。堤防は決壊しませんでしたが、河川から大量の海水が農地に流れ込み、塩害が発生するとともに、地盤沈下や液状化も起こりました。しかし、平成25年に、東日本大震災復興交付金を活用した復興基盤総合整備事業の実施が決まり、県市等関係機関のご助力により令和3年の3月に竣工を迎え立派なほ場が完成しました。
司会者現在も、ほ場整備事業が行われていると聞いております。事業についてお聞かせください。
担当者全国的に、少子高齢化が進み農家では、後継者や担い手不足に悩まされており年々、農地を手放す人も多くなってきております。現状の農道やほ場が狭いなど、効率の悪いほ場は担い手も引き受けがたいのが現状です。この問題を解決するため、令和6年度から瀬戸地区で農地関連中間管理機構が借り入れる農地として35.3haの事業計画で大区画化等の基盤整備を実施しております。
司会者最後にお話ししたいことはありますか。
担当者用水路の周辺は都市化、住宅化が進み用水路にあるゴミ処理施設のスクリーンに溜まる生活ゴミが増えています。水路内にゴミを捨てないようにお願いします。また、近年、温暖化の影響により台風や線状降水帯、ゲリラ豪雨が多発しております。気象情報により大雨が予想される場合には取水を中止しますが、流域の大量の雨水が用水路に流入し下流部において溢水し、被害が生じる場合があります。下流域の洪水被害を軽減するための施策を関係機関と協議しながら考えていかなければならないと思っています。
司会者ありがとうございました。今朝は、四時川沿岸土地改良区の小林信一さんにお話を伺いました。
担当者ありがとうございました。






