令和2年新年あいさつ
【令和2年1月3日ラジオ放送】
福島県土地改良事業団体連合会 会長 車田 次夫
農家の皆様、令和2年の新春を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
私は、福島県土地改良事業団体連合会 会長の車田次夫でございます。
皆様におかれましては、ご壮健で良き新年を迎えられたことと、心からお慶びを申し上げます。
また、日頃より本会の業務推進に格別のご理解とご協力を頂いておりますことに、厚く御礼を申し上げます。
さて、昨年は台風19号による農地や農業水利施設へ甚大な被害が発生しました。
被災された皆様には、心からお見舞を申し上げますとともに、本会といたしましても、1日も早い復旧・復興に向けて会員の皆様への支援に努めているところでございます。
ところで、平成29年度、30年度に土地改良法が改正され、農地中間管理機構と連携した農業者の費用負担を求めないほ場整備事業やため池等の耐震化を迅速に進める事業等が創設されるとともに、土地改良区の運営基盤の強化を図る見直しが講じられました。
加えて、ため池の適正な管理及び保全が行われる体制を早急に整備するため、「農業用ため池の管理及び保全に関する法律」が昨年7月に施行されたところであります。
農業従事者の減少や、農業水利施設等の老朽化が進行する中、大規模地震や気候変動による豪雨災害が多発しており、ため池等の耐震化や洪水被害防止対策などの農村地域の防災・減災対策の推進を図りながら、将来にわたって、農業水利施設を適正に管理していくことは、私たち土地改良関係者に課せられた大きな使命でもあります。
土地改良区は農村環境の保全を始め、地域で取り組む様々な活動に関わるなど、その存在意義は大きなものがあります。
本会といたしましても、土地改良区は地域農業を守る重要な組織であるということを踏まえながら、会員の皆様と一緒になって本県農業の振興・発展に努めて参ります。
結びに、皆様にとって新しい年が幸多い年となりますようお祈り申しあげまして新年のご挨拶といたします。