「水土里を育む普及促進事業」について

【令和4年11月30日】
担当者:下郷町役場農林課 石橋 真和
司会者:rfcアナウンサー

司会者おはようございます。「農家の皆さんへ」の時間です。
今朝は、土地連だより をお送りしましょう。
お話は、下郷町役場農林課の石橋真和さんです。
石橋さん、おはようございます。

担当者おはようございます。本日はよろしくお願いいたします。

司会者今朝は「水土里を育む普及促進事業」についてお話を伺います。
この水土里を育む普及促進事業とは、どのような内容なのでしょうか。

担当者はい。この事業は、水の恩恵を受けている地域の農業者や地域住民、さらには県産農産物の消費者などが、交流を通して農業農村を取り巻く状況や課題について理解を深めるため、農村地域や農業用施設を題材にした体験学習や広報イベントの実施等を支援し、農村地域の活性化を図ることを目的としております。
今回、水土里を育む普及促進事業を活用し、下郷町の倉村及び楢原地区内を流れる「円蔵堰」と呼ばれる用水路をウォーキングで巡りながら、施設の重要性や役割、維持管理の必要性を地域住民の方に知ってもらい、次世代に繋げるためイベントを実施しました。

司会者イベントはどのような内容だったのでしょうか。

担当者はい、今回はバス移動とウォーキングを組み合わせたイベントといたしました。
始めに当町の有数な観光地のひとつでもあります養鱒公園いこいの広場にて開会式を行い、そこから水路に水を取り入れる取水口までバスで移動しました。
その後、倉村地区にある岩上神社にて、円蔵堰の工事に尽力した弓田円蔵さんを後世に伝える石碑を見学し、水路沿い約4kmをウォーキングしました。

司会者弓田円蔵さんとはどのような人だったのですか。

担当者はい、弓田円蔵さんは江戸時代、呉服商を営んでいて、普段から困った人たちにお金を貸したりしていました。当時、倉村及び楢原地区は荒れ地で米があまり取れず、苦しい生活でした。この人々の生活を見た円蔵さんは、何とか荒れ地に水を引き、田んぼを作りたいと考え、堰の工事費2500両、現在の価値で約1億1250万円もの大金を自分の財産から出資しました。
1863年に工事に取り掛かり、21年の歳月をかけようやく堰が完成しました。

司会者素晴らしい方ですね。また、堰の工事がとても難しかったことが想像できます。

担当者はい、約150年前のことですから、当時の土木工事は手作業だったと思います。
しかし、先人たちの努力のおかげで約60haの田んぼが豊かに村々を囲むようになったことは感慨深いものがあります。
この他に、地元に伝わるへいほう石の見学や円蔵堰の恩恵を受け育った野菜を販売している直売所にてお買い物を楽しみました。
また、参加者全員で下郷町の名物であるマスバーガーと豚汁を堪能し、最後には円蔵堰にまつわるクイズを行いました。

司会者内容盛りだくさんなイベントだったのですね。

担当者はい、今後も水土里を育む普及促進事業で学んだことを活かし、農業関係団体と連携を図りながら、農業用施設の重要性や農地の持つ多面的機能について広く知っていただけるよう、様々な活動を行っていきたいと思います。

司会者ありがとうございました。今朝は下郷町役場農林課の石橋真和さんにお話を伺いました。

担当者ありがとうございました。