「いなかといいなか♡~いなかといなかを応援したい人をマッチングしていきます!~」
【令和6年8月30日】
担当者:福島県農林水産部 農村振興課 主事 根本 咲江子
司会者:rfcアナウンサー
司会者おはようございます。
今朝は、「いなかといいなか いなか と いなかを応援したい人をマッチングしていきます! 」と題して、
福島県農林水産部 農村振興課 主事の根本 咲江子(ねもと さえこ)さんにお話を伺います。
よろしくお願いします。
担当者おはようございます。
よろしくお願いします。
司会者本日のテーマは、「いなかといいなか いなか と いなかを応援したい人をマッチングしていきます! 」ということで、とてもユニークなタイトルとなっていますね。
農村振興課で今年からの新たな取組とのことですが、詳しくお伺いしたいと思います。
担当者まず、取組を説明する前に、「いなか」にどのようなイメージがありますか?
司会者そうですねぇ。
福島県にお住まいの皆さまにとっては、なじみ深い言葉だと思いますが、自然が豊かで、大きな山やきれいな川に囲まれた農村地域でしょうか?
担当者もちろん、そのような地域のことを指します。
今回、私がお話しする「いなか」とは、今おっしゃったことに加えて、都会に出て行った人たちが、お盆やお正月に実家に帰ってきた時のような「ほっこり」を感じる場所を表現しています。
司会者なるほど。
確かに、実家に帰ると日常を忘れて「ほっこり」を感じることがあるかもしれませんね。
では、そのような「いなか」で、「いなかといなかを応援したい人をマッチング」とは、どのような取組でしょうか?
担当者農村振興課では、県内数カ所の「いなか」で、いなかを応援したい人たちと一緒に、いなかの困りごとを解消するためのイベントの開催を予定しています。
司会者いなかの困りごとってなんでしょうか?
担当者いなかでは、人口減少や高齢化により、地域に元気が無くなってきたり、地域を保全するために行う「草刈り」や「伝統的なお祭りの準備」などの共同活動の担い手がいなくなったり、という困りごとがあります。
司会者確かに、いなかに行くと、農地や、その周辺が雑草で生い茂っていたり、農地が荒れていたり、という光景を所々見かけるようになりましたよね。
それを解消するためのイベントとはどういうことですか?
担当者具体的な例のひとつとして、9月中旬に川内村で農地のあぜ等の草刈りを行うイベントを開催します。
司会者草刈り作業ってどんなことをするんですか?
担当者雑草を抜いたり、カマや草刈り機を使って、農地やあぜなどをきれいにしていきます。
司会者草刈り機なんかも使うんですか?
普段、草刈り機など使わない人にとっては、ケガをしないかなど、不安があると思うのですが、そのあたりはどのようにしているのでしょうか?
担当者そうなんです!
私も、実際に草刈り機を使って草刈りをしたんですけど、最初は怖くてちゃんと刈れるか心配でしたが、地域の方が丁寧に教えてくれたので、だんだん慣れてきて、終わる頃には、「農地がきれいになった~!」という達成感を味わうことができて、とても楽しかったです。
司会者いい汗をかいてリフレッシュできたんですね。
そして、作業のやり方や、機械の使い方は、地域の方が教えてくれるんですね。
担当者はい。
安全確保はとても大事なので、安全講習を受けてもらうことや、地域のベテランの方に指導を仰ぐなど、いろいろな対策を行います。
司会者なるほど。
草刈りの他には、どんなイベントがあるんですか?
担当者他には、10月中旬に昭和村で地域のお祭り用のカヤを刈り取る作業のお手伝いや、11月上旬に三春町でやっかいものとなっている竹の竹取り作業のお手伝いなどがあります。
司会者いなかによって、いろいろな困りごとがあるんですね。
イベントに参加することで、いなかといなかを応援したい人をマッチングする、ということですね。
今伺ったイベントの開催以外の取組はありますか?
担当者イベント開催の他に、いなかを応援したい人を募集したり受け入れを行いたいと考えている、いなかの方向けに、相談窓口を設置しています。
司会者どんなことが相談できるんですか?
担当者相談窓口では、地域に昔からある資源の発掘や、地域内での話し合いへの支援、応援したい人を受け入れる場合のイベント運営や募集へのアドバイスなどを行っています。
司会者自分たちの地域を守っていきたいという気持ちがある一方で、外部から人を受け入れるには、いろいろな不安がありますよね。
担当者例えば、高齢化で草刈りの参加者が少なくなってきた、田植えや稲刈りなど農作業の人手が足りない、お祭りなどの地域伝統の担い手が不足している、地域に賑わいを取り戻したい、など、地域の困りごとがあれば、まずはお話しをお聞かせください。
司会者いろいろな不安があると思いますが、まずは、相談窓口にお問合せしてみてください、ということですね。
ところで、そういったイベントに参加する いなか を応援したい人って、どのような人たちなのでしょうか?
担当者地域のお手伝いを通して地域貢献したい人、いなかの暮らしに興味のある人、地域の食・文化など普段は体験できないことに興味のある人、たまに訪問できるような第二のふるさとがほしい人、など、県内外問わず、いろいろな方々です。
司会者近年、地方移住やワーケーションなどへの関心の高まりもあり、いなか との関わりを持ちたい方も増えているんですよね。
担当者そうなんです!
いなか での当たり前が、地域外の人からは魅力的に感じることもあるんです。
司会者美しい いなか の風景は、私たちの心を和ませてくれる、癒やし効果もありますしね。
担当者はい。
そのような美しい いなか を守っていくために、地域外から いなか を応援したい人を呼び込んで、いなか とつながれるきっかけになるような取組として、「いなかといなかを応援したい人をマッチング」なんです。
司会者いなかの風景だけじゃなくて、そこに暮らしている人たちや、食文化なんかも魅力的ですよね。
担当者地域外の人が、いなかの魅力を知って、ファンになって、長期的に応援していただけるようなきっかけとなる取組にしていきたいと思っています。
司会者では、最後に農家のみなさんへPRしたいことをどうぞ。
担当者農家のみなさん!
いなかを応援したい人を呼び込んで、皆さんのかけがえのない「いなか」を守っていきましょう。
「株式会社クノウ」に、相談窓口を設けておりますので、まずはお気軽にお問合せください。
また、詳細を知りたい方は、農村振興課のHPをご覧ください。
司会者福島県のいなかといいなかになれるファンがたくさん増えるといいですね。
根本さんありがとうございました。
担当者ありがとうございました。