令和5年新年あいさつ

【令和5年1月3日ラジオ放送】

福島県土地改良事業団体連合会
会長職務代理者 副会長 遠藤 雄幸

農家の皆様、令和5年の新春を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

私は、福島県土地改良事業団体連合会 会長職務代理者の遠藤でございます。

皆様におかれましては、ご壮健で良き新年を迎えられたことと、心からお慶びを申し上げます。

また、日頃より本会の業務推進に格別のご理解とご協力を頂いておりますことに、厚く御礼を申し上げます。

さて、昨年は8月豪雨により会津地方を中心とした農地や農業水利施設へ甚大な被害が発生しました。
被災された皆様には、心からお見舞を申し上げますとともに、本会といたしましても、1日も早い復旧に向けて会員の皆様への支援に努めているところでございます。

ところで、令和4年4月より土地改良法が改正され、自然災害に対する土地改良施設の安全性の向上を図る防災事業の拡充や担い手への農用地への集積・集約化を加速させるため、農地中間管理機構と連携した農地整備事業の対象に農業用用排水施設等が追加されました。
加えて、土地改良施設維持管理適正化事業においては、防災減災機能等強化対策が新たに創設されるなど、農業の持続的発展に向けた施策が講じられたところであります。

農業従事者の減少や、農業水利施設等の老朽化が進行する中、大規模地震や気候変動による豪雨災害が多発しており、ため池等の耐震化や洪水被害防止対策など農村地域の防災・減災対策の推進を図りながら、将来にわたって、農業水利施設を適正に管理していくことは、私たち土地改良関係者に課せられた大きな使命でもあります。

土地改良区は農村環境の保全を始め、地域で取り組む様々な活動に関わるなど、その存在意義は大きなものがあります。

本会といたしましても、土地改良区が果たすべき役割が確保されるよう、会員の皆様と一緒になって本県農業農村整備事業等に積極的に取り組んで参ります。

結びに、皆様にとって新しい年が幸多い年となりますようお祈り申しあげまして新年のご挨拶といたします。